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は じ め に 　書の歴史は三千五百年前の中国にさかのぼります。書の長い歴史の中で、淘汰され評価を得た一握りの作品が、古典として残されています。それらの古典は過去のものでありますが、拓本として現在に残され、最高の品位と優れた技術を見ることができます。 　これらの名筆を追体験し学ぶことを臨書といいますが、これが学書の基本であります。私は長年書と接し書に親しんできました。それらの一部を紹介してみたいと思います。 　最近、情報メディアが生活に欠かせないものとなってきました。 パソコンという文明の利器で、「書」の伝統性を生かしつつ、デジタル化することによって生まれる、新しい画像表現の可能性も探ってみたいと思います。

書の歴史は,三千五百年に及んでいます。古典たるゆえんは，その時代独特の雰囲気を最もよく表現しているところにあります。

臨書は、自らの好みを理解し、創作のための基礎学習であり、作品つくりの一里塚となります。

「書」の持つ古典的で伝統的なオリジナルを大切にし,画像ソフトを使って彩色したり、他の画像と合成したりして創るデジタル表現です。

古典の中から、おもしろそうな一字を取り上げて書いても創作になりますし、好みの句を古典の中から集字し、臨書しても作品になります。

書の歴史は長く奥が深くて理解し難いのですが、何気なく使っている漢字や、書を楽しむためのポイントを分かり易く解説します。 このサイトにご感想をお寄せください。 このページの 壁紙作品 金文（135×70cm）